ドラマ陸王は池井戸潤さんの作品で特定のターゲットに焦点をあて、その人の取り巻く環境を人情味溢れるストーリーで視聴者を楽しませてくれるドラマで大好きです。
今回の2017年10月からスタートした陸王も初回からストーリーに引き込まれてしまいました。
ドラマ陸王出演者は若手人気俳優揃い
陸王の主人公は、足袋屋こはぜ屋4代目経営者宮沢紘一を演じる役所広司さんです。
宮沢紘一の息子役(宮沢大地)に若手俳優人気ダントツ1位の山崎賢人さん。
足袋屋の新規事業、ランニングシューズ開発に関係してくるランナー役に、こちらも若手俳優人気の竹内涼真さん。
足袋屋の担当銀行営業マンにジャニーズの風間俊介さん。
2009年4月のクールで放送されていた池井戸潤さんの「ルーズヴェルト・ゲームに出演していた和田正人さんや馬場徹さんといった若手俳優もいい役どころを演じていらっしゃいます。
そして、足袋屋で働く女性の長、正岡あけみ役にに阿川佐和子さんが出ています。また味のある演技をされていて役所広司さんとの掛け合いがなんともいえません。
ドラマ陸王の実在モデルは存在する
気になったのでドラマ陸王に実在するモデルがあるのか調べてみました。
足袋屋こはぜ屋さんは、埼玉県行田市にある「きねや足袋株式会社」さん
シューズメーカーアトランティスさんは、「アシックス」さん
竹内涼真さん演じる茂木裕人さんは、瀬古利彦さん
だと言われているようです。
そして、ドラマの中で開発されているマラソン足袋「陸王」のモデルは2013年にきねや足袋株式会社さんが開発したきねや無敵(MUTEKI)という商品ではないかとささやかれているようです。
しかし、池井戸潤さんはTwitterで、実在のモデルは存在しないとつぶやいているそうです。
第1話のねたばれ・ストーリー
埼玉県行田にある老舗の足袋製造会社のこはぜ屋四代目の宮沢は時代の足袋の需要が減った現在、経営危機に立たされていた。
息子は就活に忙しくて家業は気になりつつも背を向けている。
銀行からは融資を渋られ、リストラを提案されるが厳しい状況の中必死に頑張ってくれている家族のような従業員は切れない。
そこでいつも親身になってくれていた銀行の担当職員からの提案でランニングシューズの製造を検討することになった。
足袋製造のノウハウが「けがをしないランニングシューズ」に生かされるという。
マラソンの大会で有望選手が目の前で転倒して棄権したのを見て宮沢はランニングシューズの製造を決意する。
社運をかけたシューズ「陸王」はできあがったが実績の無いこはぜ屋の製品は認められない。
マンモス校での需要もあったが大手のアトランティスにコンペで負けてしまう。
マラソン大会で負傷したダイワ食品陸上部の茂木に「陸王」を試してもらいたいと届けるがアトランティスとの専属契約のある茂木にはスルーされている。
実績とより強いソールの開発のふたつがこはぜ屋の課題だった。
第2話のねたばれ・ストーリ
こはぜ屋の「陸王」の改造にはより性能の良いソールが必要だった。
そこで懇意にしていた銀行の担当職員から
教えてもらった繭から作った「シルクイレ」にたどり着く。特許所有者飯山の会社は倒産し、行方不明になっていたがlこはぜ屋四代目の宮沢はなんとか探し出し特許の使用を願い出る。
が年間5,000万円という高額な使用料が払えず拒否される。同時期にアメリカの企業からも引き合いがあり、飯山はそこと契約を考えていた。しかしあきらめきれない宮沢は
粘り強く訪問。説得を続けて、こはぜ屋の工場に飯山を連れていく。古くて小さい工場だがそこでシルクレイを完成させてときの感動を思い出し、さらに宮沢からの賞賛の言葉に心が揺れる。
後日、自社を倒産させた人物は信用ができないという理由でアメリカの企業からの提携を断られたこともあり、飯山はこはぜ屋に特許の使用を認め一緒にプロジェクトに加わることになった。一方、ダイワ食品陸上部の茂木裕人は怪我をして依頼、調子が戻らず
焦りの中自分を追い込むような訓練を続けていた。
シューフィッターやコーチから新しいフォームに変えるように言われていたが、それには薄いソールのシューズがあうと聞かされ、ロッカーに放置していたこはぜ屋のシューズ「陸王」に手を伸ばした。(50代女性)
それは、繭から作られた、シルクレイという天然素材のものであり、しかも軽くて弾力があって、強度も耐久性もあるのです。 しかし、開発した会社は既に倒産し、特許を持つ飯山社長も行方不明でした。
宮沢たちは、その特許を得るべく飯山を探し出します。 ようやく出会えるも、特許料を5,000万円、設備投資に1億円と言われます。 飯山は既に大手の会社と契約を結んでいるようですが、宮沢は、他にない素材を求めて、諦めず説得しにいきます。
一方茂木は、アトランティスの契約を解消され、ライバルの活躍を前に更に焦り出します。 しつこく訪れる宮沢から、こはぜ屋のカタログを見せられ、自分の会社を思い出し、一度会社を見に行くことに。 飯山は、古く素晴らしいこはぜ屋に感動するも、契約はしませんでした。 そんな時に、大手の会社から連絡があり、契約はなかったことになります。 そして、飯山は宮沢を連れてシルクレイを作る機械を出してやりました。 「俺も、プロジェクトに参加させてくれ。」 というのを条件に。(20代女性)
ドラマ陸王第2話を視聴した方の感想
苦難の後に人情のふれあいがあって成功につながるという池井戸潤作品の流れが心地よい回でした。こはぜ屋四代目の宮沢が無骨にそれでも粘り強く誠意を持って、特許所有者の飯山晴之の元に通い続ける姿は決して悲壮ではありませんでした。
自分たちのためでなく相手のことも考えたWin-Winであると信じて頭を下げ続ける姿はすがすがしかったです。この作品は中年の女優さんがいい味を出していて、工場のリーダー的な阿川佐和子さんの元気いっぱいな感じも大好きですが、今回は飯山の妻を演じたキムラ緑子さんの苦労に耐えつつも夫に寄り添い、夫を叱咤する演技のさりげなさ、生活感が素晴らしかったです。
(50代女性)
第3話のストーリー予想
陸王のプロジェクトに参加することになった飯山ですが、口が悪いのが災いして一悶着ありそうな気がします。特に専務は気むずかしい人なので飯山を信用しておらず対立するでしょう。そこに工場の元気なおばさんたちも絡んできそうです。
ただプロジェクトが前に進むことで宮沢の息子大地の気持ちもこはぜ屋再建に向かうと思います。
ダイワ食品の茂木は陸王を履いてみて、手応えは感じているようなのでフォームの改善に陸王を積極的に使うはずです。シルクレイを使ってできるであろう新商品にも助言が期待できます。ただそうなるとアトランティスも黙ってはいないはずなのでそのあたりのもめ事も予想されます(50代女性)
大地も、こはぜ屋としてランニング足袋を作る一人になるのか、別の方向から支えていく形になるのか、どちらにしてもあと一歩というところなので、頑張ってほしいです。 こはぜ屋にもやっと光が差し込んできたので、アトランティスなど、これからまた新たな壁が立ちはだかるでしょうね。(20代女性)