
ママとぼくはあまり喧嘩をしないんだけど、隣近所の夫婦がいつも大喧嘩していて子どもに影響しないのかな~?って心配しているんだよね。
今回も現役保育士ミッキーさんのためになる話を聞いていきましょう。
同じ空間で生活をする夫婦ですから、小さなことでもケンカになってしまうことがあります。
2人なら、夫婦喧嘩をしても仲直りすれば何の問題もありませんが、子どもがいる家庭であれば違います。
喧嘩をするときには細心の注意が必要ですよ。
夫婦喧嘩は子どもにとってどんな影響があるのでしょうか?
子どもの前での夫婦喧嘩はさける
子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまったことがありませんか?
夫婦喧嘩はたいてい家でされることが多いでしょう。
お子さんがいる家庭ではその場にお子さんがいますよね。
夫婦喧嘩が子どもによくないということはわかっていても、喧嘩ですからそう簡単に止められるものではありません。
家庭によっては子どもの前で絶対に喧嘩はしないと決めている所もあるでしょう。
その気持ちは素晴らしいことです。
しかし、声が子どもに届いていませんか?
声だけでも子どもはその状況を把握してしまいます。
また2人の行動だけでもわかってしまったりします。
隠すことが難しいかもしれませんね。充分に際つけなければなりません。
夫婦喧嘩を目の当たりにした時の子どもの気持ちは?
喧嘩を目の前でみたい人なんていませんよね。
子どもも同じです。
ましてや大好きなお父さんとお母さんがいがみあっていたり、怒鳴っていたりするのをみるのは嫌に決まっています。
夫婦喧嘩を目の当たりにした子どもは、当然のように喧嘩をしてほしくないと考えます。
その後、どうして喧嘩をするのだろうとも考えていきます。
そこで自分のせいだと考えてしまうことが多いのです。
そうなると、大変です。
気持ちが不安定になり、不意に泣いてしまったり、保育施設に行きたがらなくなったり、友達と大喧嘩するようになったりといろいろなことがおっこってきます。
子ども自身もわからずに変化してしまっているんです。
そしてどんどんと気持ちがエスカレートしていき、自分に注目してもらえれば喧嘩はなくなっていくのではないかと考えるようになります。
すると、今までしていたこともしなくなったり大声をだしたり駄々をこねたり・・・いろんなことをして注目を集めようとしていきます。
子どもの前で夫婦喧嘩をしてしまった時は愛情を伝える
子どもに夫婦喧嘩をみられないようにしなければなりませんが、いくら気を付けていても見られてしまうことはあります。
声などで気付れてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は子どもを強く抱きしめてあげてください。
そしてしっかりと「大好きだよ」と言葉にして愛情を伝えてあげてください。
子どもが原因で喧嘩をしたわけではないことも伝えましょうね。
子どもはとても不安な気持ちになっています。
その気持ちをしっかり受け止めて、愛でつつんであげてほしいと思います。
また、気持ちが不安定になっている行動がみられたら、ゆっくりと関わる時間を設けて甘えさせてあげてください。
それが一番の解決策ですよ。
まとめ
夫婦喧嘩をしないというのは難しいことかもしれません。
同じ環境で育っていない2人が、時を同じにするのですからぶつかることもあるでしょう。
しかし、子どもはそんな大人の事情はわかりません。
子どもがわかってしまうような夫婦喧嘩は子どもの心をみだしてしまいます。
充分注意してくださいね。