
下の子を妊娠した時期から、子どもの様子がおかしいと感じたことはありませんか?
兄弟ができることで訪れる「赤ちゃん返り」
どんな風に接したらいいのかわかりませよね。
どんどん行動がエスカレートするし・・・
いろいろとやっかいな赤ちゃん返りはどんな風に対応していったらいいのでしょうか?
現役保育士ミッキーさんに聞いてみました!
赤ちゃん返りは子どものSOS?!
子どもにとって赤ちゃん返りという行動にはどんな意味があるのでしょうか?
下の兄弟ができるとおこる赤ちゃん返り。
これは子どもからのSOSだったのです。
妊娠するとお母さんの体調に変化がおこりますよね。
つわりなどがおこり今まで通りではいられません。
仕方がないことなのですが、子どもはそんな事情を理解できません。
そんな日々が続き、今度は赤ちゃんが産まれます。
するとさらに上の子を構う時間は少なくなります。
子どもは「赤ちゃんだから仕方がない」というような感覚はありません。
自分だけのものだったお母さんが急に出てきた赤ちゃんにとられたという気になってしまうのです。
構ってもらえる目の前の赤ちゃんは泣いてお母さんを求めます。
それをみて、自分もそのような行動をすれば、注目をしてもらえるとおもってしまうのです。
そのため赤ちゃんのような行動をとってしまうのです。
赤ちゃん返りはいつまでつづくの?
赤ちゃん返りをするのはもっと甘えたいという感情・自分だけを見てほしいという感情からです。
単純に言えばその気持ちが満たされれば自然と落ち着きます。
逆にその気持ちが満たされないと、いつまでたっても赤ちゃん返りは落ち着きません。
気持ちを理解して、解決してあげなければなりませんね。
もちろん子どももだんだんと赤ちゃんの存在を認めてくるようになります。
それにつれて理解できるようになります。
子どもが自然に待つのもいいかもしれませんが、できれば最短で赤ちゃん返りをやめさせたいですよね。
赤ちゃん返りの対処法とは?
自分だけを見てほしいという気持ちを満たしてあげる必要があります。
お母さんの変わらない愛情を子どもに伝えてあげましょう。
1.そのことの1対1の時間をつくる
赤ちゃんのお世話などで、そのことゆっくり関わることができていないのではありませんか?
1対1の時間は10分でも構いません。
何をすることもありません。
ゆっくりと抱っこをしたり、話を聞いてあげたりするだけです。
そんな機会を1日1回は作ってあげてください。
それだけで子どもの気持ちは満たされます。
2.甘えを認める
今までできていたこともしなくなってしまいますが、それは子どもがあえてしていないだけです。
出来なくなったわけではありません。
出来ないということで、お母さんとの時間をつくろうとしているのです。
ですから、その気持ちを受け止めてあげてください。
「今までできていたでしょ!!」と怒ったりするのはNGですよ。
3.お姉ちゃんだからお兄ちゃんだからと我慢させないで
兄弟が出来るとすぐに口にしがちなのが「お姉ちゃんでしょ!!我慢しなさい」です。
でもこの言葉はとても危険です。
兄弟ができたから、こんなことを言われるようになったという考えになってしまいます。
わがままだとしても、我慢させないといけない事だとしても「お姉ちゃんだから」という理由はさけてください。
まとめ
赤ちゃん返りは大人からすればとても厄介な行動ですよね。
しかしその行動の意味はお母さんを求めているのです。
そんな子どものさみしい気持ちを理解して解決できるように関わってあげてくださいね。