
小さいときから『しつけ』をしておかないと、あとあと苦労するのは親である私たち大人であり、子ども自身です。
子育ての最終目標は、子どもの自立ですよね?
最近は、そのしつけが違う方向に行ってしまっている親御さんがいると現役保育士ミッキーさんから話を聞きました。
あなたのそのしつけ、本当にお子さんためになっていますか??
しつけの意味としつけのやり方
子どもにはしっかりとマナーやルールを教えなければいけませんよね。
マナーやルールを教えようとついついきつい口調になってしまう時があるのは当然です。
5歳6歳にもなれば、子どもも親に対して意見を言ってきますから『しつけ』に抵抗する態度を取り始めます。
その子供たちにいかに話を聞かせるかは大人、親の力量です。
しつけを必死になるのはお母さん、お父さん、周囲の大人がその子をまっとうな人間にしようと頑張っているからです。
でもそれが違う方向にいってしまってはもったいないです。
子どもの心にダイレクトに届くしつけをしていきたいものですね。
しつけに「お」をつけないで
しつけが時におしつけになってしまっていることがあります。
<しつけ>とは
子どもの将来のことを思って、ルールやマナーを伝えていくこと
<おしつけ>とは
大人の都合で注意して子どもの行動を静止すること
身に覚えはありませんか?
例えば、家では食事中に椅子から立ったり動き回ったりしているのは放置するけど、外食の場で「座りなさい」と言うことです。
これは周りの目があるからですよね。
つまり大人都合です。
子どもは大人の都合なんてわかりません。
子どもは、家ではいいのにどうしてここではいけないのか?と、頭が混乱してしまう状況になっています。
これではしつけにはなりません。
しつけは子どもがその意味を理解して初めて成立するものです。
おしつけでは子どもはいつまでたっても理解できません。
子どもに伝わるしつけ
どんな風にすれば子どもに伝わるの?
子どもは周りの大人をお手本にいろんなことを吸収していきます。
周りの大人・・・つまりお父さんやお母さんですよね。
見本となる対象ができていないのに、子どもができると思いますか?
靴を揃えることを教えるのなら、まず大人がそれをしていなければなりません。
お部屋の片づけ、整理整頓をお母さん、お父さんができていないのに「おもちゃを片付けなさい!」と声を荒げたところでお子さんは、片づけることはしないでしょう。
反対に、大人が習慣にしていれば子どもは教えられることなく自分からするようになります。
毎日ガミガミしつけることなく、子どもが生活の中で自然と身に着けていくことが出来るといのは理想ですよね。
叱って言うことを聞かせるのはしつけではありません。
「○○しなさい!」「何回言えば分かるの?」「いつもあなたはそうなんだから!!!」などと声を荒げると子どもが話を聞くからといってもそれはただお父さん、お母さんが怖いと感じるから静かになるだけです。
しつけの内容を理解したわけではありません。
小学生高学年にもなれば、そのような言動をしても言うことなど聞かなくなります。
むしろ反抗してくるので、親子関係がギクシャクしてしまいます。
落ち着いて根気よく冷静に正しい言葉を使って伝えていく事が大切です。
まとめ
しつけは難しいものです。
しかし、悪いこともいいことも大人の真似をする子どもたちですから、そこを利用しようではありませんか。
大人の都合でおしつけるのではなく、正しいしつけをしてあげてください。