2017年10月27日(金)夜10時にコウノドリ第3話が放送されました。
第3話は、共働き世帯が増えた現代社会で妊娠・出産・子育てをする夫婦の悩みやトラブルが起きている無痛分娩についての内容で構成されていました。
それでは、ネタバレと放送を見た方の感想、第4話への期待や予想をお伝えします。
コウノドリ第3話ネタバレ
麗子(川栄李奈)は無痛分娩を希望してコウノトリ先生(綾野剛)の診察を受けていました。
ただ麗子は周りに影響されてしまうタイプで、妊娠39週で、心臓病があるということもあり、親や友人に言われたことで何度も診察に訪れてしまいます。
一方、子供に心疾患があり、仕事に早々に復帰したかったにも関わらず、出来なくなってしまって、自分のキャリアが気がかりで仕方ない彩加(高橋メアリージュン)です。
産科医の先生たちが何かを聞いても「大丈夫です」とばかり答え、心配されていました。
産科医がどこまで介入するかが問題になります。過去に産後うつで亡くなられた母親を診察していたコウノトリ先生は特に心配していました。
彩加は、赤ちゃんが泣いていても部屋の中が散らかっていても、ぼーっとしたりスマホを見たり、仕事のことで頭がいっぱい。
職場の後輩から連絡をもらったときの嬉しそうな顔。けれど、仕事のプロジェクトが部長の一言で変わりつつあることを知り、茫然とします。
自分は必要とされていないのか。そして、、、赤ちゃんを病院に置き去りにし、屋上へ。
コウノトリ先生が必死に階段を駆け上がります。先に四宮先生(星野源)が佐野さんに声を掛けます。
彩加は「先生に何がわかるのよ」と言いますが、四宮は「治療方法のある患者を見捨てることは出来ません」と静かに伝えました。
そして彩加は自殺を踏みとどまりました。
診察室で彩加は「みんなが可愛い可愛いというのに私は全然可愛いと思えなかったんです」と悩みを告白しました。
でも改めて赤ちゃんを抱きかかえた時「可愛い」と涙するのでした。
彩加は、夫からの理解も得られず、会社への復帰も出来ず、産後うつになっていました。
麗子の出産当日、突然無痛分娩はしないと言い始めました。
友人に無痛は赤ちゃんより自分が大切なのかと言われたからだと言います。
でもコウノトリ先生は「お友達のデタラメ話のせいで母体と赤ちゃんを危険にさらすことは出来ません」と伝えます。
麗子は、その言葉に無痛分娩を決意し、無事出産することが出来ました。
コウノドリ第3話を見た方の感想
核家族化、家事育児の全てを母親ひとりがやらなければならない、その上、仕事上のキャリア、こんな状態で、どうやって健全な子育てができるのだろうか、良妻賢母神話の日本の闇を垣間見た気がしました。(30代女性)
産後うつ気味の佐野さん。とても心配でした。佐野さんは赤ちゃんの泣き声も耳に入らないほど、仕事のことで頭がいっぱい。何を聞かれても「大丈夫です」ばかりで大丈夫じゃないなと思いました。
産前もですが、産後のお母さんは精神的に不安定で、産後うつになりやすいので、周りのサポートは重要だと思います。
私自身は産後実家に帰り、母親のお世話になりました。初めての育児で慣れないことばかりでしたが、3人の子どもを育て上げた母親にいろいろ聞いたりサポートをしてもらいながらなんとか過ごせましたが、もし私一人だったら…と思うとぞっとします。周りの方のみんなの些細な言葉も心に突き刺さります。今回は四宮先生が引き止めてくれて本当によかったです。(30代女性)
今回は彩加(高橋メアリージュン)の産後うつと麗子(川栄李奈)の無痛分娩がテーマでした。無痛分娩は最近問題になっていたので、コウノドリでどう扱うのかに注目していました。
麗子は親のいうことに左右されやすくて、無痛分娩には明らかに向いてい無さそうでしたが、サクラ(綾野剛)の「お友達のデタラメ話のせいで母体と赤ちゃんを危険にさらすことは出来ません」という姿は、静かな言葉の中に愛情が溢れていたと思います。
そして産後うつも現代での大きな問題ですね。彩加は夫にも母親にも理解を全く得られてなくて、見ていて胸が苦しくなりました。
1話で四宮が夫に「助けるんじゃないだろ、お前が一緒に育てるんだ」と言った時には、夫も意識の甘さを痛感していたと思うんですけどね。
何にも堪えていない夫にイラッとしてしまいました。やはり夫婦共働きの子育ては永遠のテーマなのだと再認識しました。
最後に彩加が産後うつに気づき、赤ちゃんを見て「可愛い」というシーンは胸を打たれました。産後うつで悩む母親の人に向けて、今回は勇気の出るストーリーだったのでは無いかと感じました。(40代男性)
第4話のストーリー展開予想
帝王切開で子供を産んだから、子供を愛せないと思っている蓮(安めぐみ)、第二子は自然分娩で産みたいというのですが、1度、帝王切開で出産した妊婦が自然分娩をするというのは子宮破裂など、とてもリスクが高くなるのです。
何とか希望を叶えてやりたいというコウノトリ(綾野剛)とリスクが高すぎると反対する四宮(星野源)。
おそらく、コウノトリ先生の意見が通るのではないかと思います。
一方、産科医になんてなるつもりは無いと、産科に研修にきておいて、平然と言ってのける赤西(宮沢氷魚)、研修態度も飄々としていて、危機感がありません。
そんな彼ですが、蓮の出産を期に考え方を変え、成長していって欲しいなと思います。(30代女性)
一人目の子どもを帝王切開で産んだお母さん。
二人目は自然分娩で産むと強く望んでいます。その方が愛情が生まれるのでは?と思っているようです。
コウノトリ先生もお母さんの意思を尊重しているのでしょうか。
帝王切開後の自然分娩は、リスクが高く、途中で帝王切開に切り替わることもあります。
そんなリスクを抱えても、やっぱり自然分娩を希望するお母さんもいます。自然分娩に臨んだお母さんですが、途中でトラブルが発生するのでしょうか。
そんなときに、コウノトリ先生が「どう産んだかよりも、どう願って産まれてきたかが重要ではないでしょうか」と声を掛ける。
帝王切開でも、無痛分娩でも、自然分娩でも子どもを思うお母さんの気持ちは変わらないと思います。(30代女性)
1話から描かれてきた彩加の問題がようやく解決しましたね。
共働き世帯で夫の理解の無い子育ては母親の産後うつにまで発展してしまう。
育児の難しさと産後うつの怖さを取り上げた現代へのメッセージだと思いました。
彩加を通じて、サクラは死なせてしまった三浦芽美の姿をダブらせてしまうシーンがありました。
これからも患者への寄り添い方に悩むサクラを描いていくのではないかと思います。
コウノドリはシーズン2に入り無痛分娩の問題などシーズン1の頃には存在しなかった社会問題を描いています。
4話では帝王切開をしたことに悩む妊婦を描くようですね。サクラがこの妊婦にどう寄り添っていくのか、次回も注目したいと思います。(40代男性)
第4話のストーリーにも期待できます。